離婚準備・別居

【経験者アンケート】離婚を後悔した3つの理由と後悔しない対策まとめ

離婚を考え始めたあなた。

離婚したい気持ちと、離婚して後悔しないかという不安で、悩み続けているのではないでしょうか。

離婚を決意するには勇気がいりますよね。

まずは、「離婚を後悔している人の本音」、「後悔しやすい人の特徴」を学び、そのうえで離婚するかどうかを考えてみましょう。

続いて、「離婚を後悔しないための方法」と、「弁護士が離婚を勧める場合」も解説していきたいと思います。

後悔する理由をお話しする前に

先に言っておきたいこと。

実は、離婚して後悔している人、実は、そんなにいません(笑)

過去の依頼者さん、折に触れてメールなどで近況報告して下さるのですが、

もっと早く離婚しとけばよかった💛

子どもと仲良く暮らしています💛子どもも生き生きしています💛💛

みたいなご連絡が圧倒的。

久しぶりにお会いしたら、10歳くらい若返って見える方が多い。

離婚に踏み切るまでは大変ですが、きちんと対策をとって、覚悟を決めて決行した離婚は、ひょっとしたら、幸せをもたらしてくれるかもしれません。
離婚すると後悔する可能性はあるけれども、覚悟を決めていれば、ほぼその可能性はゼロに近い、ということを頭の片隅に置いておいてください。
以下の記事は、実は不要かもしれません(笑)

 

それでは、今日の本題。後悔しない離婚のための一助となれば幸いです。

離婚をした人が後悔する理由

1 経済的に苦しい(特に女性側)

離婚後、子がいない場合は、元配偶者からのお金の仕送りは無くなります。

婚姻費用の支払義務は無くなり、一切相手から生活費の仕送りを受けることは出来なくなります。

子がいる場合、養育費の約束をすれば支払は受けられますが、支払いが滞るケースが多いのも実情。

行政からの各種手当も、生活していくには不足と言われています。

離婚後の生活費は自分で稼いでいかなければなりませんが、幼い子がいるような場合、実家の援助でもない限り、なかなかフルタイムで働くことも大変です。

生活水準は下げざるを得ず、病気になって仕事に出られなくなったりすると、経済的に苦労する局面は避けられません。

後悔するとすれば、その理由は、ほぼこれに尽きると思います。

2 子どもが寂しそう

離婚すると、子どもが寂しい思いをすることは避けられません。

子どもは、精一杯、同居している親を心配させないような態度を取ります。

しかし、寂しくない子どもはいません。

ふと寂しそうな表情をしていることに気付くこともあるでしょう。

学校行事(例えば運動会)などで、片親しか来ていない場合などに、片親であることを実感します。

そういった際に、離婚を後悔してしまうことはあるでしょう。

3 自分が寂しい

自分が寂しくなるということはあるかもしれません。

仕事から帰り、自宅の電気を点ける際、ふと離婚を後悔することはあるかもしれません。

配偶者がいた当時はモテていたので、離婚したらすぐまたお付き合いができるとか、再婚できると思っていても、いざ離婚して自由になったと思ったら意外と相手にされない、というケースはよくあります。

もう若くないし、出会いも無い。

仲の良い友人も、自分の仕事や家庭に忙しそうで、平日の晩も休日も、なかなか会ってもらえません。

友人や同僚夫婦の仲睦まじいSNSを見て、離婚したことを後悔することがあるかもしれません。

世間で言われているほど後悔しない事柄

1 世間体

世間体は、もはや過去の話です。

気にする人は多いのかもしれませんが、人は思っているほど他人に関心はありません。

ましてや、最近は、離婚など、全く珍しいことではありません。

世間体や「周囲の風当たり」を理由に、離婚しなければよかったと後悔している人はほとんどいません。

2 家事育児

離婚すると、家事育児を一手に引き受けることになり、あまりにも大変で離婚を後悔する、ということもよく後悔する理由として紹介されています。

しかし、家事育児が大変になることと、離婚前に戻りたいと思うかどうかは別問題でしょう。
配偶者が分担してくれていたあの頃はよかった、離婚しなきゃよかった、とはならないはずです。

そもそも、離婚前から家事育児を夫婦で分担できていなかったのではないでしょうか?

配偶者の家事育児の助けが得られないこと、家事育児が大変になったことを理由に離婚を後悔するケースは、それほど多くないものと思われます。

3 老後の心配

これも同じ。

離婚後に、介護や病院への通院など、老後が不安になるということはあるかもしれません。

しかし、離婚を後悔するかどうかとは別の問題のはずです。

「離婚しなきゃ、老後も安泰だったのにな」などと後悔することはおそらく無いでしょう。

離婚を決心する際に、十分覚悟が決められている方が大半です。

4 健康不安

健康不安も同じ。

配偶者の優しい心遣いなど感じられなかったからこそ離婚を決意したはずです。

健康を害したときに、「側にいてくれる人がいるといいな」とは思うのかもしれませんが、「離婚しなければよかった」とはならないはず。

5 離婚してから元配偶者の良さに気づく

これは否定しません。

離婚するまでは、距離感が近すぎて、嫌いになると、どうしても相手の嫌な部分ばかりが目につくようになります。

離れて暮らしてみて、冷静になってみると、相手の良いところ、楽しかった思い出が蘇ってくるかもしれません。

「自分にも非があったな、ひどいことしたな」という気持ちになることはあるかもしれません。

ちょっとした喧嘩がエスカレートし、お互いが気が強くて引くに引けず、勢いで離婚してしまった方に見られる後悔です。

離婚して後悔しやすい性格の共通点

自分が離婚して後悔することのないよう、離婚して後悔することの多い性格の共通点をみてみましょう。

1 プライドが高い・自信家

最近は、バリバリ働いてキャリアを積み、実績も上げて、自分に自信を持ち、プライドが高い人が増えています。

配偶者が「出来ない人間」「思い通りにならない人間」思えてきて、家事負担などが対等でない場合にイライラします。

相互依存関係になく、自立していますので、「助け合う」という意識が希薄になりがちです。

このような方は、離婚しても自分は問題なくやっていけると思い込んでいるため、離婚後に仕事や経済面でちょっとした挫折を経験すると、離婚したことを後悔します。

2 嫉妬心が強い

SNSなどで、友人や同僚の配偶者・交際相手がイケメン・美女だったり、優しそう・幸せそうな様子をみて、異常な対抗心を燃やしたり、羨ましいと感じる嫉妬心の強い方は、離婚して後悔しやすいといえます。

自分の配偶者を比較の対象とし、やがて配偶者の良さを感じられなくなり、思いやりがなくなっていきます。

離婚して離れて暮らすようになり、元配偶者が別の異性と仲良くしている姿をネット上で目撃したりすると、後悔が始まります。

3 他人のせいにしやすい

離婚は、人生の一大決心ですから、周囲の色々な人に相談することでしょう。

しかし、決めるのは自分です。

自分の行動・意思決定に責任が持てず、他人のせいにしやすい人は、離婚後に何か不自由が生じた際に、「あの人が離婚した方がいいと言ったから」などといって後悔しがちです。

親のレールに乗っかって生きてきた方に多いと思われます。

自分の人生に責任をもち、「他人の意見は聞いても決めるのは自分」という意識の強い方は、割り切りが出来ており、後悔することは少ないでしょう。

4 楽観的過ぎる

ポジティブ思考・楽観志向が大事であることは否定しません。

しかし、離婚は、「とりあえず離婚してしまえば後は何とかなる」というものではありません。

後に述べるとおり、離婚は、入念な準備と、具体的な将来予測に基づいて、やや悲観的に進めていくことが大事です。

楽観的過ぎる人は、準備や予測が甘く、何かと不都合が出てきて、後悔することがよくあります。

離婚は明日からの生活に直結します。

くれぐれも楽観的過ぎないようにしましょう。

離婚を後悔しないために

1 離婚後の生活を具体的にイメージ

「とりあえず離婚」ではなく、離婚した後の毎日の生活を具体的にイメージしてみましょう。

仕事のある平日は?
休日は?
家事は?
子どもの学校は?
お弁当は?
学校行事は?
面会交流は?
収入は?
利用できる行政サービスは?
支出(固定費・変動費)は?
病気になったら?
ケガをしたら?
保険は?
将来の学資は?
養育費がきちんと約束通り支払われる見込みは?
帰宅時間は?
誰も居ない真っ暗な家に帰り、翌日まで誰とも話さない場面は想像した?
実家との関係は?
友人にはいつ話す?

これを出来るだけ具体的に、ヴィヴィッドに想像してみてください。

想像できないようでは、まだ離婚は早いです。

2 離婚以外の選択肢は無いのか、もう1度突き詰めて考える

後悔しないためには、あらゆる選択肢を潰しておくこと、又は潰したと自分で確信したことが重要です。

迷った選択肢は全部やってみましょう。

人は他人の気持ちなど分からないものです。

離婚する覚悟まで出来ているなら、何でもできるはずです。

思い切って、きちんと話し合う場をもう1度設けてみる、ということもあるでしょう。

夫婦関係調整調停(円満調停)」という手段もあります。

第三者である調停委員を交えて、自分の思いを伝えて、相手の本心や思いを探ってみるというやり方もあります。

離婚を急ぐ理由が無いなら、少し時間がかかっても、正面から問題に向き合っておけば、離婚後に後悔する可能性は低くなることでしょう。

3 万全の離婚準備

準備の内容は以下の記事をご覧ください。

準備不足で後悔する、ということだけは無いようにしておきたいものですね。

弁護士が離婚を勧める場合

1 DVがある場合

DVがある場合、我慢したり現実から目を背けてはなりません。

すぐに逃げて下さい。

警察や支援機関、弁護士にも助けを求めて下さい

DVは、繰り返されることが圧倒的に多い事象です。

相手と一緒にいる限り、今後、幸せになれることは絶対にありません。

相手にDV傾向があると分かった時点で即離婚です。

法律上の離婚原因になりますので、相手が嫌だといっても必ず離婚が出来ます。

2 異性関係(不貞)がある場合

不貞が分かった場合、もう配偶者のことを心の底から信じ切ることは出来なくなったことと思います。

問題から目をそらさず、真正面から自分に問うてみてください。

相手をもう1度信じてみようと思えたなら、1度だけチャンスをあげてください。

そう思えないなら、残念ですが、苦しまないためにも、一度区切りをつけてみるが良いと思います。

ただ、不貞をした人物は、繰り返す傾向にある、というのが私の率直な感想です。

3 ギャンブル癖がある場合

ギャンブルにのめり込んでいる相手と暮らしていくことで、幸せになれることはありません。

一生お金の心配をしながら生きていかなければなりません。

配偶者がこっそりサラ金から借金をしていた、という相談を受けることは結構多くあります。

配偶者や親が、数百万円の借金を立て替えて、一旦キレイにしたのに、数年後、またギャンブルで借金をしていたことが分かったという相談も、もう何件受けたか分かりません。

趣味程度の領域を超え、借金をしてまでギャンブルをしている相手とは、離婚した方がよいと私は思います。

まとめ(離婚を迷っている方へ)

弁護士に離婚相談に来られる方は、もう離婚することを決めている方が大半です。

ある意味サバサバしています。

まだ離婚するかどうか迷っている方。

迷っているという時点で、まだ離婚の時期ではないと思います。

「離婚以外ありえない」という心境にまだなっていないなら、もう少し関係を継続してもよいのではないかと思います。

心にとどめておくべきは、「結局人は変えられない」「変わらない」ということです。

人生は1回きり。

多くの離婚に携わり、離婚が成立した依頼者のすがすがしい顔を見ると、離婚は決して後ろ向きの「結果」なのではなく、新たな幸せへの「スタート」なんだと感じます。

久しぶりに出会うと、表情が変わり、服装が変わり、別人のように生き生きされている方が圧倒的多数です。

どう生きるのがよいのか。

脳がもうこれ以上考えられないと悲鳴を上げるまで考え、どちらの結論にしても、自分の中で確信が得られたら、一歩進んでみるとよいでしょう。

頑張ってください。

それでは、また!