弁護士相談・依頼

【要チェック】離婚弁護士の探し方・選び方8選

「離婚したい!でも本人同士では話し合いが出来ない。弁護士に間に入ってもらいたい!」

「自分だけで離婚調停を申し立てるのは不安。色々相談して決めたい」

「知り合いに弁護士がいない。どうやって見つければいいの?」

一生に一度しかお世話にならない弁護士選び。

失敗したくないですよね。

今回は、弁護士の探し方・選び方をテーマにお話しさせて頂きます。

【必見】離婚の際の弁護士の探し方・選び方8選

意外と知られていないこと

世の中にはたくさんの弁護士が存在しています。

しかし、弁護士には得意分野・不得意分野、主に取り扱っている分野とそうでない分野があります。

医者も内科、外科・・・と分かれており、内科の中でも消化器内科、呼吸器内科・・・と専門が分かれてますよね。

救急外来に行った際など、専門の先生では無かったために、改めて専門医に行かなければならなかった、というケースはよくあるのではないでしょうか。

実は弁護士も同じです。

多くの弁護士が普段取り扱っているのは、いわゆる「一般民事事件」です。

主に利用している裁判所は地方裁判所(又は簡易裁判所)です。

最近は、裁判所に行かない仕事を専門にしている弁護士もいます。

離婚事件をはじめとする家庭内の問題は「家事事件」と言われています。

この家事事件を主な業務として扱っている弁護士は、実はそう多くないんです。

家事事件「も」扱っている、という弁護士はたくさんいます。

しかし、家庭裁判所には数年行ったことが無いとか、1年に数回しか行かない、といった弁護士も実は多いのです。

理由は様々です。

弁護士報酬がそれほど高額にならない、顧問先会社の事案を優先して処理すべき、といった事情があるからかもしれません。

「離婚事件なんて、弁護士なら誰でも出来るんじゃないか」

とお思いかもしれません。

しかし、離婚事件も特殊な専門分野です。

ある意味では、民事事件以上の知識と経験、「人」に対する洞察力、共感力が要求されます。

調停委員を担当していますと、「この先生、民事事件では本当に優秀なのに、家事事件では基本的な知識から不足気味。。」と感じることはよくあります。

ですから、弁護士を選ぶ際には、自分が離婚事件を依頼しようと思っている弁護士は、普段、どの程度家事事件(離婚事件)を取り扱っているのかな?という視点が大切です。

離婚弁護士の選び方 7選(重要度順)

1 第一印象

ご自身が感じた第一印象を侮ってはいけません。

第一印象には、様々な要素が含まれていると思います。

誠実そう
一生懸命やってくれそう
親身になってくれそう
知識が豊富そう
波長が合いそう
この方なら依頼してもよいかな

こういった第一印象を持つことができる弁護士さんに出会えたあなたはラッキーです。

頼りなさそう
面倒くさそう
何となく感じが悪い
えらそう

第一印象で、このように感じた方は、それを大切にされた方がよいと思います。

あなたの直感は、ほぼ間違いないと思います。

2 相性・人柄

1と重複するかもしれませんが、話しているうちに、弁護士の「相性」「人柄」が合う、合わないは感じると思います。

離婚事件は、夫婦間に起きた(人には言えない)様々なセンシティブな事情も説明しなければなりません。

また、一度依頼をすると、数か月、長いと3~4年、関係が続きます。

「相性」が悪いと、せっかく自分の弁護士なのに、連絡したり、打ち合わせをすることが苦痛になってしまいます。

ドライな民事事件と違い、離婚事件は感情面が大事になってきますので、相性は大切な要素になります。

「人柄」は、なかなか法律相談などでは分からない部分です。

その弁護士が普段ブログを書いたり、ツイッターをしていないか調べてみて下さい。

ブログやツイッターは、その弁護士の人柄がにじみ出ています。

弁護士選びに、ブログ・ツイッターが無いか調べるのは必須です。

3 実績・経験

実績・経験は、優先順位としては3番目です。

いくら弁護士としての実績・経験があっても、第一印象がよくなく、相性も良くなさそう、という場合は依頼をするのはお勧めしません。

なお、「弁護士〇年目」とか、「弁護士会副会長」というような肩書は、離婚事件に関してはほとんど意味がありません。

むしろ、「家事事件にどれだけ普段関わっているか」、が重要な判断要素となります。

弁護士のプロフィールを確認するようにしてください。

4 主な取り扱い分野

弁護士は、インターネットで自分の取り扱い分野を表示する際、トップに「離婚」と書く人はそう多くありません。

主な取り扱い分野「一般民事事件、交通事故、不動産、貸金、会社事件、債務整理・・・」と来て、最後に「家事事件」と書かれていることが多いように思います。

取り扱い可能な事件を羅列している弁護士が多いので、その中でも特によく取り扱っている分野(主な取り扱い分野)がどれなのか、を見極める必要があります。

これも、インターネットを丹念に読むと、ホームページ上から感じることが出来るはずです。

離婚をよく取り扱っているな、と感じることが出来ない場合は、その他の事件と同じ扱いの弁護士です。

なお、離婚専門サイトを作成している法律事務所もあります。

そのような法律事務所は、確かに離婚事件を注力分野としています。

しかし、その他にも、過払金請求専門サイト、交通事故専門サイト、相続問題専門サイト、企業法務専門サイトなど、複数の専門サイトを別サイトとして立ち上げている場合が多いです。

ですから、たまたま離婚専門サイトを開き、その事務所がいいなぁと感じた場合でも、その事務所は、離婚事件だけを取り扱っているのではなく、様々な取り扱い分野の一つにすぎない、という認識は持っておいた方がよいでしょう

5 説明の分かりやすさ

説明が分かりにくい弁護士は論外です

医者の中にも、せっかく診察を受けに行っても、パソコンの画面ばかりみて、全然こちらの目をみてくれない、結局どういう症状で今後どうしたら良いのか分からない、専門用語を使われて全く理解できない、といった経験をされたことがあるのではないでしょうか。

依頼者・相談者に分かりやすく説明できない弁護士が、裁判官や調停委員、相手方に、自分の依頼者の主張を分かりやすく説得的に主張できるはずがありません。

ですから、法律相談を受けに行った際、自分が文字通り「腑に落ちる」ような説明を受けることができた、法律相談料に見合う助言が受けられた、十分に納得できた、という気持ちになれなかったなら、その弁護士に依頼をするのはやめておいた方が良いと思います。

専門用語をかみ砕いて説明してくれるかどうかもポイントです。

なお、自分に不利な点を説明してくれる弁護士は実はいい弁護士の可能性が高いです。相談者に耳障りのよい助言をすることは簡単ですが、真に相談者の利益を考えている弁護士なら、不利益な点も誠実に指摘すると思われます。

6 費用

費用で、弁護士を比較したいお気持ちはよく分かります。

費用面は、事前に分かりやすく説明してくれる弁護士を選ぶと良いでしょう。

 

安さで集客している弁護士は、沢山の顧客を抱えている可能性があります。

あなたに割いてくれる時間は、それだけ少なくなってしまうかもしれません。

逆に、能力や評判で仕事が確保できないため、安さで集客せざるを得ないのかもしれません。

 

離婚事件の弁護士費用は、弁護士によって異なります。

まずは見積もりを取り(見積書を発行しない弁護士は論外)、よく検討してください。

なお、弁護士は、他の弁護士とあからさまに比較されるのは嫌がりますし、値切り交渉は基本的に断られる理由となることが多いと思います。

比較するならこっそり行いましょう。

7 年齢・性別

弁護士の年齢・性別は、それほど重要ではありません。

男性弁護士でも、女性の依頼者の気持ちに寄り添って、粉骨砕身、仕事をしている方も多数います。
女性弁護士でも、男性の依頼者に共感し、女性相手に毅然と対峙してくれる場合もあるでしょう。

女性は男性弁護士に、男性は女性弁護士に話しにくいことはあるかもしれません。
内容によっては、何となく恥ずかしい、といったこともあるかもしれません。
しかし、離婚事件を多数取り扱っている弁護士は、事実を確認するだけで、特に何も思っていませんので、遠慮なく相談すれば大丈夫です。
どうしても無理、という場合には、もちろん話しやすい性別の弁護士にお願いした方がよいでしょう。

弁護士経験の浅い弁護士でも、謙虚に様々なことを学びながら、誠実に対応してくれる方もいらっしゃいます。
まだ担当事件も多くない場合には、あなたのために多くの時間を割いてもらえるかもしれません。

弁護士経験の長い弁護士は、若手には無い経験・知見をもっており、頼りになることでしょうが、忙しくてなかなか連絡が取れなかったり、その弁護士に依頼していたつもりがいつの間にか若手に仕事が振られてしまっていた、というようなこともあるかもしれません。

弁護士を探す方法

まずは「法律相談の予約」から始まります。

ネット相談ではなく、面談の相談を受けるようにしてください。

面談でなければ感じ取れない生身の弁護士のオーラ(いい意味でも、そうでない意味でも)があります。

口コミは、ある程度参考になりますが、やはり自分で相談を受けた際の印象を大事にしてください。

法律相談予約は、インターネットで検索して、これは!と思った事務所のホームページに記載されている方法で申し込むとよいです。

今どき、一見さんお断り、みたいな事務所は少ないです。

お近くの弁護士会、法テラス、市町村役場でも法律相談は行っていますが、その日に担当してもらった弁護士に必ず依頼が出来るという訳ではありません。

ですので、ある程度弁護士に依頼すると決めている場合には、直接これはと感じた弁護士の法律相談を受けに行くことをお勧めします。

ホームページが立派でなくても、誠実に仕事をしている弁護士はたくさんいます。

そのような弁護士に出会えるといいですね。

まとめ

以上が、離婚弁護士の選び方7選です。

1 第一印象
2 相性・人柄
3 実績・経験
4 主な取り扱い分野
5 説明の分かりやすさ
6 費用
7 年齢・性別

私が、もし、友人に「今度離婚することになったのだけど、良い弁護士の探し方を教えてくれない?」と尋ねられた場合を想定して、今回は書いてみました。

少しでも皆さまの弁護士選びの参考になれば幸いです。

それでは、また!